身体の部位それぞれが象徴する意識というものがあります。
そして、何かの原因で意識のバランスが崩れてしまった事を知らせる手段として、身体に不調が現れる場合があるという考え方について書いてみます。
例えば、
肩は「責任・人生の重荷・強さ etc.」を象徴しています。
その部位が象徴する意識なので、何かのキーワードと受け止めてみてください。
それでは、肩が象徴する意識の中で「責任」を例とすると、
“責任感が無い”
“責任感が強すぎる”
“責任に押しつぶされそう”
“責任感をもっと持たないといけない”
等々の「責任」という事に対する何らかの偏りが生じてバランスが崩れているためのシグナルとして肩に不調が現れたという事です。
もう少し具体的に書きますね。
はっきりとした原因がなく、肩が痛くて動かせないとします。
五十肩・四十肩(肩関節周囲炎)を西洋医学的に説明すると、骨、軟骨、靭帯、腱などの肩関節組織に炎症が生じた状態の総称で、痛みや運動制限がある症状ですが、
意識のバランスが崩れたシグナルと考えると、日常生活の中で「責任」についての何らかの問題を抱えていたり、偏った考えを抱いているかもしれないという事になります。
一般的に40・50代は様々な責任がかかる年代ですので、こういう視点で考えてると原因不明の四十肩・五十肩についてちょっと頷けるかもしれませんね。
必ずしもこの考え方が全てという訳ではありませんが、この様な視点で不調について考えると何かしらの気づきがあるかもしれません。
上記までの話は何となく理解できたけど、そもそも身体の部位がなにを象徴しているかを知らないと考えようがない と思いましたか?
ご安心下さい。知らなくても簡単な考え方を2通りご紹介しますね。
まず1つ目は、
慣用表現から連想します。
「肩の荷が下りる。肩が軽くなる。肩を張る。」など慣用表現から、「責任・重荷・強さ」と何となく連想できるかと思います。
2つ目は、
単純にその部位の機能で考えてみるという方法です。
(肩ばかりの話でしたので、違う部位で例を少し挙げてみますね。)
・背骨は身体を支持しているので、「支え・中心性・柔軟性・安定 etc.」
・胃は飲食物の消化に関わるので、「何かに関する消化・吸収・拒絶 etc.」
・肺は呼吸(ガス交換)に関わるので、「エネルギーの分配・受容・解放 etc.」
といった感じです。
上記2つのどちらの考え方にしても、柔軟に連想してみて下さい。ご自身の事に関してですと、環境や状況も加味できるかと思いますので連想し易いと思います。
以上 お読み頂きありがとうございます。
何かの気づきのきっかけになれば幸いです。
最後に補足として以下の本をご紹介しておきます。
「自分を愛して!」
(リズ・ブルボー著 / ハート出版)
この本は、
症状の裏にはどんな体からのメッセージがあるのかという視点で書かかれており、
450項目の病名・体の不調について五十音順(索引あり)で記載されているため、辞書のような使い方もできます。
ご興味持たれた方は、ご一読下さいね。