何事においてもバランスが大事ですよね。健康も然りです。
天秤を思い浮かべてみてください。天秤が水平に釣り合っている状態が健康とします。

では、天秤が傾いた状態というのはどうでしょう?
また、傾いている事に気づかないままの状態が続くのはどうでしょうか?
(前々回[病気と症状]、前回[一つと分離と時間]の内容を基として書いていきますね。)
傾いた状態とは、気づいてないけれど意識のバランスが崩れている状態です。
そして、傾いた状態が続くと「傾いてますよ~。気づいてね~。」と知らせる為にシグナルが表れます。
天秤の重く下がった方のうでを短くしたり、皿を外すしてしまうと当然、天秤として機能しなくなりますよね。
全ては一つ。それを2つの極にわけて認識している。その2つは依存しあっているため、片方がないともう片方も存在できない。つまり無くなります。(天秤の片うでをとると、天秤ではなくなります)
だから、2つのバランスをとる必要があるということです。そして、意識のバランスをとるという事は、“気づくこと”なのです。
では、この話しを置かれている環境で例えてみたいと思います。
(あまりいい例えではありませんが、ご了承ください。)
例えば、職場やサークルなど特定の人があつまるグループに所属すると、必ずそこには自分の苦手なタイプの人がいて居心地悪く感じて悩んでしまうという事があるとします。
この事を天秤のバランスになぞらえると、
苦手なタイプとおもう理由を心の奥に押し込めて遠のこうとすればするほど、
苦手なタイプの人に出会ってしまう(同じような環境が何度もやってくる)ということになってしまいます。
同じような環境が何度もやってくるというのは、「潜在意識に押し込めている事に気づいて〜」というシグナルです。


※図の上は、心に押し込める=下がる ほど、環境に現れる=表面化する
※図の下は、押さえつけた分だけ、釣り合うために反対側が増す
という意味の表現です。
心に押し込めた本当の理由に気づくこと。その気づきから、自分自身のものの見方や関わり方が変わると、グループ内のメンバーは変わらなくても苦手なタイプの人がいるグループに対しての居心地の悪さを感じなくなりますね。

環境そのものを変える事はできなくても、バランスをとる事ができれば(意識が変われば)、置かれた環境の問題は解消するという事です。
以上が、
意識に基づいた観点からのバランスという考え方です。
そして
前々回、前回、今回の三つを通した上で、
最後にもう一度、前回の補足を端的に、、、
全ては一つ。
ですが、
一つのものが私たちの意識の中で2つに分かれます。
分かれた反対の2つは、互いに依存し合います。
依存し合うという事は、片方がないともう一方だけでは存在しませんね。
なので、二つで一つ。
例えば
・呼吸で考えてみます。息を吸うから吐けるし、吐けるから吸えます。吸う・吐くのどちらか一方が欠けると、もう片方もなくなります。つまり、呼吸できなくなります。
・お店の一枚の扉を思い浮かべてみます。片面に入口・反対面に出口と表示があります。扉に近づく側によって、入口か出口か一方だけが見えます。入口を見る・出口を見るという時間が生まれます。
・テーブルを見ます。表面が見えている時、当然表面しか見えてはいないけれど、同時に裏面が存在しています。表面と裏面が同時に存在するという空間があります。
まとめると
一つのものを2つにわけることで時間や空間が生まれます。両極性のうしろには単一性があり、時間の後ろには永遠があるという事です。

以上
お読み頂きありがとうございます。
何かしらのご参考になれば幸いです。