身体の横のエクスプロレーションをご紹介しましたが、ロルフィング10シリーズの3回目では対側より腰方形筋にアプローチしていきます。
理由を簡単に箇条書きすると以下となります。
・腰部を肩甲帯・骨盤帯から自由にするためには、胸部と骨盤の間の広がりが必要です。
・大腰筋が働くために、腰方形筋は十分なひろがりを持つ必要があります。
・骨盤帯と肩甲帯を統合(≒バランス)するためには、腰方形筋を介する必要があります。
・吸気時、肋骨はリフトし腰椎は伸びるためには、肋骨と骨盤の橋渡しと区別化が必要となります。
・腰方形筋は身体の深層と表層の境にあるため、そこにアプローチする事は次に深層へアプローチしていく準備となります。
そして、
腰方形筋・第12肋骨・脊柱起立筋・大腰筋・横隔膜は全て繋がっており、
第12肋骨は、呼吸・消化・排泄・生殖の全てに関係しています。
ザッと書きましまが、つまり腰方形筋と第12肋骨は重要という事を書きたかったのです。
繋がりの話を書きましたので、ちょっとだけ延長して、、、
横隔膜は、第7〜12肋骨・上部腰椎・剣状突起・大腰筋・腰方形筋と繋がり、筋膜的な繋がりを通じて、骨盤・脚とも繋がっています。
「呼吸の仕方は歩き方、呼吸の仕方は歩き方にあらわれる」とだけ以前書いたのですが、上記も関係しているからでした。