骨盤底からのExploration

骨盤底 or骨盤底筋群 ご存知でしょうか?
字のまま骨盤の底です。骨盤の底となっている筋肉をまとめて骨盤底筋群と呼んだりもします。

緊張したりすると無意識のうちにお尻にギュッと力をいれたり、骨盤底を緊張させている事があります。

また、歯を食いしばって顎の緊張が、骨盤底を緊張させたり、
何かの原因で膝にグッと力が入って、骨盤底を緊張させていたり、
その逆もあったりするのです。

日常、知らないうちに骨盤底を緊張させてしまう事は意外とあるのですが、
そもそも骨盤底をどうやって意識するの?と思われるかもしれませんね。

そこで、今回は骨盤の底のエクスプロレーションをご紹介させて頂きますね。
探求を行う前後で、
立った状態や歩いてみたりと身体の観察をしてみて下さいね。

⚫︎まず椅子に座ります。座り方①を参照として下さい。

⚫︎お尻の下に横から両手を入れます。
手の平は上に向けて、坐骨を指先で引っ掛けるようにしてみて下さい。

⚫︎そして、片方ずつ手を抜きます。
お尻の肉を横へ、ゆっくりと優しく引っ張りながら手を抜いて下さい。
2つの坐骨の間を横へ広げるようなイメージです。

お尻の接地面が広がったように感じますか?
その広がる感じを味わってみて下さいね。

⚫︎次に、上記の状態で深呼吸をしてみます。
息を吸った時、
お尻とイスの接地面積が増える or
骨盤の底が下(椅子)に押しつけらるといったように感じるかもしれませんね。

深呼吸に合わせて、骨盤の底が少しあがったり、下がったりの動き感じてみて下さい。

そのうち骨盤の底や身体に何か変化を感じるかも、、、

(ザックリ言うと、息を吸うと横隔膜が下がるから骨盤底も下がります。
つまり、呼吸と骨盤底は関係しているのです。
呼吸と関係しているという事は……
の続きは またどこかで)

以上です。

歯を食いしばってみたり、膝に力を入れたりすると骨盤底がどうなるのか、
反対に骨盤底筋に力を入れる(お尻に力を入れる)と顎や膝はどうなるのか試してみると、関係性が身体でわかるかと思います。

割愛致しますが、骨盤底筋群は内蔵を支えたり、排泄・生殖器に影響していたりもするのです。
身体の色んなトコロと繋がりがあるんですね。

骨盤の底がなんとな~くわかったら、立っているときに呼吸に合わせて動くのを意識したりもできるかと思います。

下半身を安定させてバランスよく立てたり、
何か緊張した場面で、緊張を手放す一助となるかもしれませんね。

骨盤底は、緊張しすぎても緩みすぎてもよくないので、今回の探求で骨盤の底をちょっと意識してみるぐらいが良いかもれませんねぇ。


ちなみに骨盤底筋を鍛える体操として、
お尻にギュッと力をいれて骨盤底筋を上に持ち上げ、息を吐く時に脱力しながら持ち上げた骨盤底筋を降ろす

と聞いた事にがある方は、ご紹介したエクスプロレーションと逆では???と疑問を感じるかと思います。

その通り逆なんです。目的が違うのです。

筋を収縮を意識し易すくするために息を吐ながら脱力して、持ち上げた骨盤底筋を降ろすイメージ。

しかし、身体のメカニズムは
息を吸う(横隔膜が下がる)と連動して骨盤底も下がり、
息を吐く(横隔膜が上がる)と連動して骨盤底も上がります。

筋の収縮を意識する為と、身体のメカニズムに目を向ける為の違いなのです。

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