長時間のスマホやパソコンなどで手が疲れてませんか?または、手や腕に負担をかけているけれど緊張している事に気づいてないのかもしれませんね。
そこで、今回は「手」について簡単な探求を2つご紹介致します。
〜①〜
⚫︎バランスボールなど、手のひらより大きいボールを用意します。
なければ、座布団やクッション、ソファーやイスの座面など
押さえると少し反発するようなもであれば何でもOKです。
⚫︎ボールに、手のひらを当てて広げます。
力を入れず楽にボールに手を当て
指や手のひらがボールと接している面を感じてみて下さいね。
ギュ〜と手のひらを広げるのではなく、
指の一本一本が遠く〜に伸びるから、結果的に「手が広がるなぁ〜」
と意識します。
指先に糸が着いていて、その糸を引っ張られるから「指が伸びる」
とも意識してみて下さい。
少しボールを押さえてみます。するとボールが反発するので、
その反発の力で手のひらや指が広がるのを感じてみます。
〜②〜
腕には二本骨があります。そして、その二本の間には膜(骨間膜)があります。
図は、立位で右手のひらを正面に向けて後ろから見た図です。
⚫︎では、立位で手のひらを正面に向けたまま
a.手を親指の方向へ少し動かします(橈屈)。
その時、尺骨が矢印の方向へ動く(だから骨間膜も動く)と思ってみて下さい。
b.手を小指の方向へ少し動かします(尺屈)。
その時、橈骨が矢印の方向へ少し動く(だから骨間膜も動く)と思ってみて下さい。
⚫︎次に、クッションなどに手のひらを当てて
親指側や小指側に手を動かします。
上記と意識する事は同じです。
また、最初にボールで意識した手のひらや指の広がりも同時に意識してみて下さいね。
以上です。(実施の前後で体を観察するのをお忘れなく)
余談として、、、
「手」… 何かを受け取ったり、渡したり、、、大切です。
“手に汗を握る”のように手を使って状態を表す表現もたくさんありますね。
そして、“息を呑む”のように呼吸にも状態を表す表現がありますね。
横隔膜(呼吸に使う)を動かす神経と腕を動かす神経は同じところから出ています。
つまり、手の運動と呼吸の運動は繋がっています。
「緊張して息を呑む」 「緊張して手に汗を握る」と表現したり、
何か上達してコツがわかる事を「呼吸がわかった」
というのも何となくうなづけませんか???
そういう視点に立つと、
緊張した時に深呼吸をしますが、
その時に手にも目を向けてみるのも何かの手助けになるのかも、、、と思うのです。
(もう一つだけ余談、手と足は中枢神経を介して連動しています。)