歯をかみしめたりしてアゴを緊張させていませんか?
顎関節の緊張は心身に様々な影響を与えます。逆に心身の不調が顎関節に影響を与える事もあります。
そこで今回は、顎のセルフケアをお伝えさせて頂きたいと思います。
下記の①〜④の順で行なって下さいね。
①両方の手の平で顔を挟みます。
・手の平は頬より後ろ(モミアゲの位置)
・親指は乳様突起(耳たぶの後ろの出っ張った骨)へ
・母指球(親指の付け根の膨らんだ部分)を顎の下へ
・人差し指と中指はモミアゲの線上(中指がコメカミより耳の方へくるように)
上記のように手を置いたら、口は軽く開けて、舌先は前歯の後ろの粘膜に触れます。
次に
「頭は天井から吊られているなぁ~」
「肘は重いなぁ~ 」 と思ってみてください。
そして
“肘の重み”で、
親指で触れている耳の後ろのヒフ・
人差し指、中指で触れているモミアゲのあたりのヒフ
を下に引いてみて下さい。
②耳の上端から5cmあたりの側頭部の頭皮を小さい円を描くようにマッサージします。
(上図の側頭筋)
③モミアゲから顎にかけて、小さい円を描きながら上から下へマッサージします。(上図の咬筋)
※マッサージは痛みを感じるような圧でなく、心地よいorちょっとものたりないくらいの圧で行って下さい。
④左手の人差し指、中指、薬指を右の顎関節(口を開閉して動くところ)におきます。
そして左手の肘の重みをつかってヒフを下に引きます。
と同時に
右手の指先(人差し指、中指、薬指)で
右頬の上のあたりから側頭部の上方へヒフを引っ張ります。
顎関節が開くようなイメージで行って下さい。
反対側も同様に行なった後に、もう一度①を少しだけ行ないます。
以上です。
セルフケアとしてお伝え致しましたが、毎回ご紹介しているエクスプロレーションと同様に実施する前と後を比べてみて下さい。
顎周辺の緊張具合だけでなく、立位や座位で身体の様子(知覚も)を観察し、実施した後にもう一度身体の様子を観察してみて下さいね。