前回、五感について書きましたので、今回は誰でも持っている「鋭い感覚」についてです。
特別な才能のようなものでなく、慣用句で考えるとわかり易く身近に感じるかもしれませんね。
例えば、「あの人は〇〇に対して鼻が利く」とか「何か胡散臭い」といった表現です。
嗅覚を例にしたので、他も少し挙げてみます。
「目が利く」「見通しが立つ」
「舌を巻く」「甘い言葉」
「肌が合う」「機微に触れる」
「耳が肥える」「耳に障る」
上記のような五感や感覚器官を使った表現をしている時は、
“直感が働いた”と言えるような場面が多いと思いませんか?.
鋭い感覚が五感と直感的な関わりがあるのは、前回書いた「穴埋め」で説明ができるのかなと思います。
繰り返すと、
感覚器官の刺激の情報は10〜15%くらいで、残りは記憶や脳の他の部分からの信号と合わさって解釈されます。
つまり、感覚的経験が感覚器官の刺激より脳内部の処理の方に左右されるという事ですね。
慣用句を例にしましたが、「鋭い感覚」をもう少し掘り下げると
触覚➖人生の色んな状況について直感に近づく手段となる
味覚➖人生経験には、それに関する味があり、栄養を与えてくれる人生経験に引き寄せられる
嗅覚➖危険から遠ざけて、有益な環境や人などへ導いてくれる
聴覚➖内なる声を通して直感力に近づく事ができる
視覚➖チャンスをうまく活かすにはどの方向へ行けばよいか手助けになる
と言えますねぇ。
何気なく会話の中で使っている言葉の中に、ご自身の直感が働いてる場面は沢山あると思います。まずは五感・感覚器官に関する言葉に目を向けてみると何か発見があるかもしれませんね。
以上 お読み頂きありがとうございます。
下記は補足ですが
生理学的な話しなので苦手な方は読み飛ばして下さいね。
嗅覚を除いた感覚は、視床を経由して大脳皮質の葉の一つに送られて解釈されます。
この経由があるから、蓄えられた記憶(経験・思考・信念)が加わり大脳皮質の葉で解釈されます。
つまり、解釈がされるだけでなく、記憶が介入し情報を歪めてしまう事があるとも言えます。
ちなみに、嗅覚は視床を経由せず、はじめに大脳辺縁系に届くため、記憶や感情といっそう速くつながることになります。
まだまだ書きたい事はありますが、ややこしくなるので補足も以上にしておきますね。